第3回 LIXIL国際大学建築コンペ

実施内容

世界各地の大学で環境についてどう考え、実践しているのでしょうか。
第3回を迎えた今回は、北海道大樹町にあるメム メドウズの敷地に、“RETREAT IN NATURE”をテーマにしたサステナブル建築の提案を世界11カ国12校の指名大学から募り、審査会にて最優秀案に選ばれた大学はその建設までを行います。
また参加大学は環境をテーマとした研究やスタディなど、設計段階から竣工に至るまでの過程を、各大学Facebookページにて公開します。風土や文化など背景が異なるさまざまな人びとの環境に対する視点や価値観を共有し合うことで、それぞれのアイデアを発展させ、新たなサステナブル建築の提案を期待します。

「大自然のリトリート*」  * リトリート(Retreat):日常生活から離れるための隠れ家

成長や縮退が世界で同時に起こる現代では、価値観もひとつではなくなり、幸福感を得るには、その感性を鍛えなくてはなりません。そんな中で建築で描ける新しい価値観とは何でしょうか。そうした現代の新しい暮らしの豊かさを考えてください。
敷地のある北海道・大樹町は自然に恵まれ、冬は寒いですが夏は暑く、季節によって環境は大きく変化します。そんな自然の中で、都市にはない生活のクオリティが発見できるかもしれません。雪の中から出る新芽を見つけたり、牧場の草原の変化を見出したり、イギリスのイングリッシュガーデンのようにそれらをつくり出すこともあるかもしれません。冬は寒くても必ずしも寒冷地仕様がよいとも限りません。春や秋の快適な季節に、そのよさを満喫するものであってもよいかもしれません。新しい価値観とは何かといった考えも同時に述べてください。現代の技術は隠し味として、新しい暮らしを考えてください。
今回のコンペでは、設計の段階から竣工に至るまで,皆さんの研究室で行われていることをウェブ(ブログ)、Twitter、Facebookなどで公開してください。世界の大学が、同じテーマで考えていることを見ながら進めていくことで、これまで想像していなかった結果がもたらされるかもしれません。その内容は『新建築』『a+u』の誌面にまとめながら記録していきます。

参加校

アアルト大学(フィンランド)

デルフト工科大学(オランダ)

ロンドン大学バートレット校(イギリス)

ハーバード大学(米国)

シンガポール国立大学(シンガポール)

京都大学(日本)

ドレスデン工科大学(ドイツ)

スイス連邦工科大学(スイス)

ウィーン工科大学(オーストリア)

同済大学(中国)

ハノイ建築大学(べトナム)

北海道大学(日本)

審査委員

隈 研吾(くま けんご)

審査委員長
隈 研吾(くま けんご)
建築家 東京大学教授

1954年 生まれ
1990年 隈研吾建築都市設計事務所設立

<主な作品・著作>
1996年 森舞台/登米町伝統芸能伝承館、2000年 那珂川町馬頭広重美術館、2007年 サントリー美術館、2009年 根津美術館、2010年 梼原 木橋ミュージアム、ほか
「自然な建築」(岩波新書)、「負ける建築」(岩波書店)、「隈研吾:レクチャー/ダイアローグ」(INAX出版)、「新・ムラ論TOKYO(集英社新書)」(集英社新書)(共著)
URL http://kkaa.co.jp

野城 智也(やしろ ともなり)

審査委員
野城 智也(やしろ ともなり)
工学博士 東京大学副学長 東京大学生産技術研究所教授

1957年 生まれ
建設省建築研究所研究員、建設省住宅局住宅建設課係長、建設省建築研究所主任研究員、東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻助教授、同大学生産技術研究所助教授所長など歴任

<主な著作>
「住宅にも履歴書の時代 - 住宅履歴情報のある家が当たり前になる」(大成出版社)、「サービス・プロバイダー - 都市再生の新産業論」(彰国社)、「サステナブル建築と政策デザイン」(共著、慶應義塾大学出版会)
URL http://yashirolab.iis.u-tokyo.ac.jp

ダルコ・ラドヴィッチ

審査委員
ダルコ・ラドヴィッチ
建築家
慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授、同大学IKI共同責任者

1981年ユーゴスラビア、ベオグラード大学建築学科卒業
1986年同大学修士課程卒業
1989年同大学にて博士号取得

ユーゴスラビア (CEP:Energoproject)、イギリス(Derek Walker Associates, YRM Architects and Planners; John Taylor Associates)、イタリア (Farezin Associati, Vicenza)、オーストラリア(A&C, Melbourne)の企業や設計事務所にて勤務/メルボルン大学、東京大学、ベオグラード大学にて教職を務める

スケジュール

2012年11月17日(土) テーマ座談会開催
2013年3月29日(金) コンペ案提出締切
2013年4月上旬 1次審査会
2013年4月20日(土) 公開2次審査会+表彰式
2013年6月1日(土) 『新建築』6月号にて結果発表
2013年11月 最優秀案竣工
Page Top